第2章 曇天
今日の江戸は曇りで少し空気が冷たい
「雨降らないといいな…」
空を見上げながらつばきはつぶやいた
?「あれ?こんなしけた店にこーんな別嬪さんいたっけ??」
そう言ってドカっと空いてる席に座る銀髪のモジャモジャ頭
その人物に気がついて女将さんが近寄る
女「あら〜銀さん!最近とても可愛い子がウチで働いてくれるから商売繁盛よ!」
女将さんはオホホと笑う
銀さんと呼ばれた人は私を見た
銀「今、俺のこと絶対にモジャモジャって思っただろ!顔に出るからね!」
「え!?あっいや、その素敵な髪だな〜って!あはは…」
銀「可愛いから許しちゃうけどさー!おばちゃんいつものやつね」
女「はいよ!」
この人は悪い人ではなく面白い人なんだと認識された
そしてびっくりするくらいの甘党だった
あんこたっぷりどころじゃないくらいの量で
何故か土方さんを思い出して笑ってしまった