第9章 幼馴染み
「送ってくれてありがとう!土方さんとも仲直りしてね?」
沖「気が向いたらなぁ…」
土方の名前を出したら何故か顔が暗くなった沖田
「総悟どうしたの?なんかあったの?」
やはり土方と何かあったんだろうと心配になるつばき
その原因が自分とも知らず
「なにかあったら話してね?私たち幼馴染みでしょ?」
無言でいる沖田につばきは話しかけた
沖「幼馴染みか…なぁつばき」
沖田は悲しそうな顔をしながらつばきの顔に手を添えて名前を呼ぶ
その悲しそうな顔を見て心臓がぎゅーっとなるのを感じるつばき
数秒見つめ合っていた二人だが沖田が先に口を開いた
沖「つばきが好きでさァ幼馴染みじゃなくて女として」
思いがけない告白につばきは冗談かと思ったが真剣な顔であった為、本気だと感じた
私は土方さんのことがまだ好きで諦めるつもりはない。でも総悟が私を好きだというなら私は総悟を苦しめちゃう…。
この一瞬で頭の中でぐるぐると考えていた