• テキストサイズ

椿の花言葉

第8章 喧嘩


沖田side

つばきが土方に片思いをしているのも知っていた

見たらわかる

姉上もつばきもなんであんな奴を


つばきが江戸へ来て土方と何度か会っているうちに

土方はつばきの見方が少しずつ変わっていった気がした

昔は妹のようだと言っていたのに今じゃその目は好きな女を見るような目になっていた

まるで姉上を見ていたときと同じようだ


あいつ土方は俺から全て奪う


夏祭りのとき土方に振られたと泣いていたつばきを見たとき

すごく許せなかった

それなのにノコノコとつばきの元にやって来て団子を食ってる

俺は酷く苛立ち気がついたら土方の胸ぐらをつかんでいた

つばきが止めなかったらぶん殴ってたかもしれねぇ


沖「あんたが俺を選んでくれたらいいのに…」

つばきが持ってきてくれた団子を口にしながらつぶやく沖田だった
/ 54ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp