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椿の花言葉

第6章 気持ち


ある日つばきの祖父が亡くなったと知らせを受け

近藤と沖田と話し合って江戸へ来ないかと誘った

ミツバの葬式とつばきの祖父の葬式のときも顔を合わせていたが会うたびに美しく綺麗な女性になっていた

そして柔らかな笑みはミツバそっくりだった

本当にあの二人は姉妹のように仲が良かった

ただミツバはもういない

江戸へやってきたつばきと顔を合わせ話すようになってからは気持ちが少しずつ変わっていることに気づいた

ただ、今ここでつばきを好いてしまっても

自分はいつ死ぬかも分からない人生

それに、また大切な人を失ったら今度こそ立ち直れないのではないか

いやミツバに似てるところがあるから好きになろうとしているのか

考えれば考えるほど分からなくなっていた土方だった

そして告白をされて確信した

自分も本当に好きになってしまったんだと
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