第5章 告白
1時間後
二人は約束した場所へやってきた
土「珍しいな呼び出すなんてよ。なんかあったか?」
「あ、あの…えっと…
」
もじもじとしているつばき
土方はどうしたのかと心配をしだした
そんなときだった夜空に大きな花火が打ち上がった
それを二人で見上げた
「花火だ…きれい…」
土「あぁ…きれいだな…」
次から次へと打ち上げられる花火
二人は少しの間、花火を見ていた
「こんなきれいな花火を土方さんと一緒にみれて私すごく嬉しいです」
そう言って土方に笑顔を向けるつばき
「急に二人でお話したいと呼び出しちゃってすみません。私、土方さんにお伝えしたいことがあるんです」
土「俺で良ければなんでも聞いてやる」
土方は真剣にこちらを見つめる
ドキドキと煩い心臓
つばきは胸に手を当てながら口を開いた
「私、土方さんのことが好きなんです!武州にいたときからずっと大好きなんです!」
ついに想いを伝えたつばき
少し間があって土方が口を開く
土「気持ちは嬉しいが悪いな。つばきは俺にとって妹みたいで大切な家族のような存在なんだ」
その言葉を聞いた瞬間つばきの心の中でガシャンと壊れたような感じがした