第5章 告白
明日は神楽ちゃんと夏祭に行く日だ
その為に新しい浴衣を買いに呉服店に来た
「どれにしようかな〜」
どの浴衣も可愛くて悩んでいると1つの浴衣に目が止まった
白い生地に赤い椿の花の柄の浴衣だった
「これ可愛い…!」
つばきはその浴衣に赤い帯を選び購入した
もしかしたら明日、土方に会えるかもしれない
その時に可愛いって思ってもらえるかもしれない
そんなことを思っていた
「明日もし会えたら勇気出して告白してみようかな…」
ポツリとつぶやいた
告白したら妹みたいな感じじゃなくて女として見てもらえるかもしれない
もしかしたら付き合えるかもしれない
淡い期待をしてしまう自分がいた