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【HQ】初恋に溺れて息ができない【影山飛雄】
第7章 再会
『……国見、くん』
国見くんに名前を呼ばれた瞬間、全身の皮膚がピリッとした。3年間聞いた懐かしい声は、私の知る優しいものではなくてほんの少しの苛立ちを孕んでいた。
「俺…話したいこと、たくさんあるよ」
『………』
「わかるだろ?」
私が振り返ると国見くんは烏野を…いや、飛雄を睨みつけていた。
「今は何も言わない、でもあとで必ず時間作って」
『…わかった』
「じゃあ、今日はよろしくお願いします」
国見くんは烏野メンバーに頭を下げて青葉城西のコートへ戻って行った。
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