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【HQ】初恋に溺れて息ができない【影山飛雄】
第7章 再会
「…こんちわッス、荷物置きここ使ってください」
烏野のメンバーに荷物の置き場所を案内しにきたその人の声は、とても聞き覚えのあるものだった。
「ありがとうございます」
堂々としなくちゃ、そう思ったのに。
私は顔を見ることが出来ないまま、その人の横を通り過ぎて荷物を置いた。それぞれ、サポーターを取り出したりタオルを取り出したり準備をしている。
私の背中に痛いくらいの視線が刺さる。
「…鈴木」
その声に、全員が顔を上げた。
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