第7章 再会
青葉城西高校に到着して、私たちはバスを降りた。
白鳥沢学園まではいかないにしても、私立だけあって校舎がとても綺麗だった。そして制服のジャケットが白…ほんと、汚れたらどうするんだろう。
「すみません、田中さんすみません」
「いいっつってんだろうが!そんなことより、おめーは大丈夫なのかよ!?」
「はい…途中休んだし、バス降りたら平気です」
「そうか!ならいい!今日の練習試合はお前の働きにかかってるかんな!3対3の時みたく俺にフリーで打たしてくれよ!…それに、今日はお前の念願叶って鈴木さんが来てくれたぞ!カッコイイとこ見せてやれよ!」
「はっ…わわ…が、がんが、がんばばり…ト、トトトイレ行ってきますっ!」
「上の次は下か!忙しいヤツだな!」
『日向くん、大丈夫かな…?』
「知らない、いつもうるさすぎるくらいだから丁度いいんじゃないの?」