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【HQ】初恋に溺れて息ができない【影山飛雄】

第6章 なんでこうなった?


「“はじめまして”…1年3組の影山です」


飛雄は、はじめましてというワードを際立たせて挨拶した。
全く違和感のない声色と表情…もしかして飛雄は“鈴木なんか知らん 特級”の持ち主なのではないだろうか。



『………ふふ、』


生まれた時から当たり前のように隣にいた飛雄。


その飛雄からこんなふうに自己紹介をされるのは人生ではじめてのことだった。



普通の人にとってはなんてことのないそれが、私にとってはなんだか少し嬉しかった。


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