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【HQ】初恋に溺れて息ができない【影山飛雄】

第24章 春高一次予選開始!


「うぉい鈴木!2mにナンパされてんなよ!」


『そんなんじゃないです!ボトルを拾ってくださっただけです!』

「可愛いって言われてただろ!」

『な、なにかの間違いです!』


「あの人…ナンパっていうより事実を口にしたって感じだったよね、ツッキー」

「たしかに。ていうか鈴木、可愛いって言われてあの反応はないんじゃないの?」

「え゙っ、てね!」

『だって!びっくりするでしょ突然あんなこと言われたら』

「珍しいことでもないくせにさ」

『慣れてないんです、もうやめて!』




「おし…次の試合を勝てば1次予選突破で10月の代表決定戦へ進める。絶対突破するぞ」

「「「ウス!」」」




「…にしてもでっけえな、2m」

「201センチと162センチか…」

「四捨五入すれば、おれは163センチです!」

「201センチと162センチ…約40センチ差か…」

「聞けよ!」

「よっ、40センチなんてキーテイちゃんと同じサイズだよ、そんなに大きくないよ!」

「それはフォローなの?」


「テカチュウも確か40センチ」

『アイナメも40センチくらい』

「フジクジラも」


「「『フジクジラ?』」」

「サメの一種」

「『おおっ!』」

「ツッキー博識!」


「…なんで4、5組の人40センチに強いの?」

「知らない」


「はあ…おれ、フジクジラと合体したい」

「は?」

「フジクジラと合体したおれは2mだから…」

「おい何を言っている……お前、本気でビビってんのか?」


「え?」



ピピーッ




前の試合が終わった。
いよいよ、2戦目が始まる。




「行くぞ」





私たちは体育館へと一斉に走り出した。




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