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【HQ】初恋に溺れて息ができない【影山飛雄】

第24章 春高一次予選開始!


通路で前の試合が終わるのを待っている時、私は腕に抱えたボトルをひとつ落としてしまった。


『あっ…』


なんとか拾おうとしていると、後ろからぬっと長い腕が伸びてきた。振り返ると、そこには角川の9番が腰を屈めて立っていた。


「はい」

『あっ、ありがとうございます!』

「………」


私がボトルを受け取ると、角川の9番はじっと私の顔を見て動かなくなった。


『あの?』



「…スゲー可愛いっスね」

『え゙っ』



「じゃ」



私は、腰を伸ばしてズンズンと歩いていく姿を見上げた。



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