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【HQ】初恋に溺れて息ができない【影山飛雄】

第23章 止まり木


黒尾 side

──合宿最終日。


「んー…梟谷相手にはなかなか勝ち越せねーな」

夜久が得点板を見ながら呟いた。


「先輩!今の戦績、簡単にまとめてみました!」


目の前にペラリと差し出された戦績表に、芝山の成長を感じられた。


「おー、さすが芝山!」

「鈴木さんに教えていただいてから、こういうのも大事だと気付いて…」

「うんうん、偉い。スコアの脇の情報欄もスゲー参考になってるよ」

「あ、ありがとうございます!」

「…烏野の61敗、エグイな」

「そうですね…その数だけペナルティやってるってことですからね」



「おっ、噂をすれば烏野と生川終わったぞ」





「フライング、1周ゥーッ!」

「「「ウィース…」」」





「ペナルティをこなす姿に異様な貫禄…」

「前回の遠征も含めて他の何倍もペナルティやってるもんな…」



外の気温が高すぎて、陽が昇りきってからのペナルティは体育館内でフライングをすることになった。




すると、夜久がチビちゃんのフライングを見て声を上げた。



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