第22章 初めての東京遠征
「「『………』」」
「あ?」
「今のままじゃだめだ、おれが打たせてもらう速攻じゃだめだ」
「…それが出来なかったから普通の速攻を覚えたんだろ」
「………」
「お前が何考えてんのか知らねえけど、話ならあとで聞いてやる。でも今すぐお前がそれをやるっつうなら、ミスるとわかってるヤツにトス上げるつもりはねえ」
『………』
ピピーッ
25-18
烏野は再び音駒に敗れた。
「おし、フライング!」
「「「ウォース!」」」
フライングを始めたみんなを横目に、私はスコアのまとめ方を芝山くんに話した。