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【HQ】初恋に溺れて息ができない【影山飛雄】

第21章 影に隠した秘密





「はい、そこまで」




先生の声にみんながペンを置いた。
そして答案用紙が後ろから順番に回収された。


教室には、テストの出来を共有する声が響く。




「静かに…はい、以上で期末テスト全科目終了だ。終わったからといって気を抜くんじゃないぞ、ここからがはじまりだからな」



テスト監督の先生が出ていくと、教室中はテストから開放されたことによる安堵の声でいっぱいだった。



『んーっ!終わったあ』

「終わったね」


『ツッキーどうだった?』

「…エミリーってなんで博物館に行ったの?」

『歴史についてもっと知りたかったんだって』

「はぁ、そんなんどうでもいいんだけど」

『まぁまぁ、おじいちゃん想いの良い子だったじゃん』




さっきのテストは英語。英語の中で読解問題なんて、飛雄は大丈夫だったのかな。




なにはともあれ、今日から部活再開。東京の遠征に向けてみんな気合いが入っていることだろう。




HRを終えた私たちは、部室へと向かった。



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