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【HQ】初恋に溺れて息ができない【影山飛雄】

第21章 影に隠した秘密



「うんめえ…っ!」

「これこれ、この味ー!」

「あー美味い、最高!」


『そんなに褒めていただけて嬉しいです!』



「そういや合宿の時、影山は鈴木のカレーがいつも通りだって言ってたよな」

「言ってた言ってた!」

「まじでいつも通りだったのかよチクショー!」


「……ふぁい」

「クソ羨ましいヤツめ!」


『あはは…あの時はびっくりしました』

「当事者はそうだろうなぁ」

「俺たち、全く疑ってもなかったもんな」






みんなが食べ終わってそろそろ片付けを始めようかという時、玄関のドアが開く音が聞こえた。



「ん、玄関?」

『あ、ママたち帰ってきたかも』




「ご、ご両親!?」

『はい』


「挨拶するぞ」


「「「ウス」」」


みんなが一斉に立ち上がった。
私と飛雄は驚いて目を合わせる。


『そ、そんな大丈夫です!』

「気とか遣わないで平気です!」


「そんなわけにはいかないだろ」








「おー、すげえ靴の数!」
「ほんと!綺麗に揃えてて偉いわ」





「おーっす、こんばん…わっ!?」
「なに?…わあっ!」


リビングにやってきたパパとママはビクッとして立ち止まった。

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