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【HQ】初恋に溺れて息ができない【影山飛雄】

第21章 影に隠した秘密


菅原 side

「すげえ影山、学ランのボタン全部ないじゃん!」

「ホントだ、すげえ」

「自分からもらってくださいって配り歩いたんじゃないの?」

「んなわけねーだろ、持ってかれたんだ!」

「…マジか、モテやがるのか影山!」


「絶対嘘です!このツレなくて無愛想で暴力的な影山がモテるはずないです!何かの間違いです!」

「あ゙!?なんだとコラ」

「いっででででで、お前そういうとこ…ッ!」




「てか…これ、学ランのボタンだよな?」


その写真立ての前にある透明の小さなケースには大切そうに学ランのボタンがひとつ仕舞われていた。


「まさかとは思うけど、これ影山のボタン?」

「はい」

「鈴木にあげたの?」

「はい」

「…えっ、全部持ってかれてるのに?」



恐らくみんな同じことを疑問に思っていた。



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