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【HQ】初恋に溺れて息ができない【影山飛雄】

第20章 されど空の青さを知る


谷地 side

クラスメイトに呼ばれてドアの方を向いたら、目の前に信じられない光景が広がっていた。

あれって隣のクラスの鈴木美里!?どうしてあの有名人な鈴木さんが私を見てるの…!?それに、隣の美人はどなた!?


「鈴木さんが谷地さんに用事だって!」


その声にクラス中が教室のドアを見た。…うちのクラスに鈴木さんがくるなんて初めてだもんね、みんなすごいザワザワしてる。わ、私にこの視線の中をくぐり抜ける勇気なんてないよ…どうしよう〜…!



『谷地さん、少しお話大丈夫ですか?』


「っ……ふぁい!」



エンジェルスマイル…ッ!その眩しいほどの笑顔に、私は椅子がひっくり返りそうな勢いで立ち上がった。そして、ドアに向かって歩き始める。…手と足が一緒に出てしまう、あれ私普段どうやって歩いてたっけ、そんなことを考えている間に鈴木さんの目の前までやってきた。


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