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【HQ】初恋に溺れて息ができない【影山飛雄】

第15章 そして、走りだす




『…それにしても、“ウシ”のつく苗字の人ってそんなにたくさんいるんだ』



さっきみんなが話してた注目選手のウシワカさん、そして私があの日知り合った牛島さん。2人は牛牛コンビとか呼ばれているのだろうか…いや、カウカウ………COWCOW!?

脳裏に、伊勢丹カラーのスーツを着てポーズを決めている牛島さんが浮かんできて思わず吹き出してしまった。


『ブフッ!』


「美里ちゃん!?大丈夫、風邪?」



手伝いに来てくれたらしい潔子先輩に背後から声を掛けられて、頭の中の牛島さんを振り払った。




『な、なんでもないです!大丈夫です!』



「そう?ならよかった…あ、そうだ美里ちゃんに相談があるんだけど…あのね───」





潔子先輩からの相談は、素晴らしい提案だった。





『わあっ…はい、是非やりましょう!』


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