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【HQ】初恋に溺れて息ができない【影山飛雄】

第14章 “ネコ” と “カラス” の対峙


『あっ……猫又監督…!』

「うん、どうした?」



『黒尾さんの右指が気になります』

「右指…?」

『私の勘違いでしたら申し訳ありません、一度確認していただけませんか?』



「………おい、直井」

「?…はい、監督どうかされましたか?」

「この子がコート内で確認したいことがあると」


『えっ…!』

「確認、ですか?」



「これは練習試合だ……ほら行ってきなさい」

『は……はい!』


私は全員の視線が降り注ぐ中、コートに頭を下げてから駆け足で中に入った。

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