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【HQ】初恋に溺れて息ができない【影山飛雄】

第11章 烏野排球部恒例GW合宿


いよいよ合宿初日…といっても、今日までが平日なので学校は普段通りだ。

2時限目が終わり、古典の先生が教室を出ていく。

「…はあ」

『どしたの?』

「僕ら今日から合宿だよ?…なんでこんな日に体育なんかあるわけ?これから嫌ってほど動くし、なんなら朝からそれなりに動いてるっていうのにさ…」

『ははは、超不機嫌!』

「そりゃ不機嫌にもなるよ、明日から24時間ずっとあの騒がしい人らと一緒とか…もはや拷問としか思えないんだけど」

『私は清水先輩と24時間一緒にいられるの嬉しいけどな』

「…向こうはどう思ってるかわからないけどね」

『あー!自分の機嫌の悪さでチクチクするの反対、鈴木バリア!』

「それ自分で使っちゃうんだ」

『でもさ…私は結構楽しみなんだよね合宿。マネージャーだけど、自分も運動部の一員になれたんだなって!…じゃあ着替えるからまたあとでね』



体育は3、4組と5組の半分が合同で行われ、男子は4組、女子は3組で着替えていた。体育着を入れた袋を持って教室を出ると、既にぞろぞろと3組の男子が4組へ移動しているところだった。

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