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【HQ】初恋に溺れて息ができない【影山飛雄】

第11章 烏野排球部恒例GW合宿


次の日の早朝、ゴソゴソと音がして目が覚める。

『……ん、とびお?』

「わり、起こしたか?」

『…へいき、いってらっしゃい』

「ああ」

飛雄は毎朝ランニングに出かけている。
いつも静かに布団を出てくれているらしく、あまり起きたことはなかったけれど、今朝は私の眠りが浅かったようで起きてしまった。

欠伸をしながらスマホで時間を見ると4時30分。

『…げんきだねぇ』



私と両親たちは軽めのパン食だ。
だから飛雄の朝食と朝練用のおにぎり、そして私たちのお弁当は大体前の日に作ってしまうことが多かった。部活前のおにぎりは朝に握って、飛雄が6時に家を出る前に渡すのが日常。


清水先輩から朝は自主練組に合わせなくていいと言ってもらえたので、普段私は5時30分に起きて7時の朝練開始に間に合うように家を出ている。


『目、覚めちゃったな…起きるか』



目を閉じてしばらく粘ってみたけど、二度寝が難しかった私は制服に着替えて影山家のほうからリビングに降りることにした。

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