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【HQ】初恋に溺れて息ができない【影山飛雄】

第9章 “特殊”な私たち


月島 side

昼食を食べ終える頃には、教室の中が他クラスのヤツでだいぶ騒がしかった。甲高い声でアイドルの話に盛り上がる集団、早口言葉のように深夜アニメの話で盛り上がる集団、何組の誰が好き、サッカー選手は誰が上手い、放課後にどこに行く…




「…ウルサイ」



ヘッドホンをしてみても貫通してくるこの雑音たちに耐えかねて、僕は廊下へ出た。山口も同じだったのか、控えめに眉をひそめて後を着いてくる。

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