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【HQ】初恋に溺れて息ができない【影山飛雄】
第9章 “特殊”な私たち
清水先輩はそのまま武田先生に相談があったそうで、私たちだけ準備室から出て歩き出す。
『ふう…ありがとね』
「いや」
すると飛雄のお腹から、ぐぅーっと空腹を知らせる音が聞こえてくる。
『…唐揚げ』
「おお!」
『卵焼き』
「いいな」
『ブリ照り、ちくきゅう、ひじき、プチトマト』
「あー、腹へった」
『そうだよね…ごめんね』
「謝んのはちげえ」
『じゃあ…やっぱりありがとう』
「おう」
『あ、私飲み物ほしい』
「俺も」
私たちは飲み物を買いに自販機のところへやってきた。
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