【今昔夢物語】進撃の巨人×リヴァイ 裏・アブノーマル
第4章 調査兵団所属女医 前編
「ごめんね#NAME1ちゃん、急患!」
声の主はおそらくハンジだ。
#NAME1を「ちゃん」付けで呼ぶ女性はハンジ以外にこの兵団には居ないから。
「は〜い!もう終わってるので、どうぞ!」
余韻に浸っていたジャンはさっさと追い出されてしまった。
すると、ハンジに肩を貸され、ダラダラと頭や顔から血を流すエレンが担ぎ込まれた。
しかしちょっと様子が変だ。
傷口から湯気が立っているのだ。
怪訝な顔をしながら、とりあえずハンジとエレンを部屋のベッドへと促す。
ハンジは
「よっこらしょっと〜」
といいながらエレンの大きな体をベッドに転がす。
さすがはハンジ分隊長。
自分よりもよっぽど大きな体をしたエレンをいとも簡単に支えベッドに横たえる筋力は、いったいこの細い体のどこに隠されているのだろう、と#NAME1は感心する。
「あ〜#NAME1ちゃん、相変わらず可愛いね〜!
頬擦りしたくなっちゃう」
とおどけたように言いながらハンジが言う。
そしてこの状況についての説明がなされた。
エレンが巨人の力を持っていることが判明したこと、
そしてどの組織がエレンを引き取り面倒をみる(もしくは処分する…)のか、を裁判にかけられていたことなど、簡単に説明を受けた。
このひどい怪我は、人類への忠誠を見せつけるために、わざとリヴァイ兵長がやったものだとも。
「…にしたってリヴァイの奴、酷いだろぉ〜ここまで徹底してタコ殴りにするなんてさぁ。
すぐ治ると言ったって、感じる痛みは同じだって話なのに」
気の毒そうにハンジが言い、笑う。
#NAME1がエレンを見つめると、まだ鼻や口、頭からダラダラと血を流し続けるエレンの腫れ上がった目がこちらを向いている。
医師の#NAME1も思わず
「うわぁ…痛そう…」
と声が漏れる。
ハンジ
「だろー?だからさ、#NAME1ちゃん、チョットかわいそうだからチョット治るまで少しでも痛みが和らぐようになんか麻酔でもしてやってくんないかなー?」