第2章 出会い、非日常が日常へ
『はじめまして、本日よりこちらに所属いたします。白鷹稜華と申します。宜しくお願いいたします』
「赤井だ。同じ任務をすることがあれば宜しく頼む」
『現場も担当する所属ですので恐らく同じ任務に着く場合もあるかと思います』
「…ほー、それはそれは。楽しみにしている」
互いに顔色も声色もワントーンで意図せずピリつく空間。
⦅あー、こんなちんちくりんと任務を共にする事はない、とでも言いたそうな雰囲気じゃない、ってか挨拶に来た相手をタバコ片手間で返事するなんて…。ムカつく、不快⦆
(何か言いたくて堪らないという顔だな。これだから年下の女はなにかと面倒だ)
((こいつとは一緒に仕事したくない…))