第15章 太陽
目から溢れそうな涙を抑え、少しでも違うことを考えようと授業に集中した。
やっとの思いで放課後まで乗り切り、HRが終わると同時に逃げるように教室から出た。
そのまま帰る気力も今はなく、人のいない場所を求めてあまり使われない廊下の方へとトボトボ歩いた。
ドンッ
鈍い音が自分の肩の方から鳴り、気がついた頃には私は盛大に尻もちをついていた。
下を向いて歩いていた私は前から人が走ってくるのに気が付かなかったのだ。
ついてないなぁ、とさらに心が下を向こうとした時、頭上から声が聞こえた。
「うわわわわわ!!す、すすすすみませんッッ!!!!」
声のする方へ目線を上げると、オレンジ色の頭をした男の子がすみません!すみません!と、何度も頭を下げていた。
「だ、大丈夫です!」
こちらこそごめんなさい、と、立ち上がった私は答えた。
立ち上がって気が付いたが、彼と私はほとんど目線が同じだ。
159cmくらいかなぁ、そんなことをボンヤリ思いながら彼のことを見ていると、
「けけ怪我、ないですか?!!」
恐る恐る彼は聞いてきた。