第13章 学校
背徳感?そんなものありません。私は自分のタオルを嗅いだだけなのだから。
と、私は自分で自分を正当化し、口元を緩ませながらタオルをタンスへしまった。
そして可愛い紙袋を閉じようと手に取った。その時、紙袋の中からカサッと音がした。
「なんか…入ってる?」
紙袋の中をよく確認すると、小さい紙袋が入っていた。
小さい紙袋を開けると、中にはバレーボールのキャラクターのキーホルダーと、メッセージカードのようなものが入っていた。
「え、?」
メッセージカードには、
[さん
タオルありがとうございました。 影山飛雄]
と、少し歪な字で書かれていた。
ちょちょちょちょっとまってちょっとまって、
かかかかかげやまく、え、え?!!
待って、ちょっと、うん、深呼吸
スゥーハァー
………ええええええええええええ?!?!?!
好きな人からのメッセージカードって、ただの一言でもこんなに嬉しいものなんだ。と、耐えられなくなった私は両手で顔を抑えた。
そのまま数分経ち、だいぶ落ち着いてからもう一度メッセージカードを見つめた。
影山くん、少し字が下手っぴなんだなぁ。
そんなところも愛しく感じてしまう程に私は影山くんにゾッコンだった。