• テキストサイズ

一目惚れ【影山飛雄】

第13章 学校



「「…」」

なんでもねェと言う割になかなかそこから動かない影山くん。
それに対して、
少しでも影山くんと話せるならこの場にいようと立ち止まる私。

そうしている間に教室から人はいなくなっていた。

せっかく二人きりなのに黙り込んでるのは勿体ない。そう思った私は口を開いた。

「あ、あの、」

「…?」

ハッとした影山くんはこちらを見てはてなマークを浮かべた。

「今日朝心配させてごめんね!おはよって直接言うかメールで言うか悩んじゃって…」

「?…おう」

頭にハテナを浮かべながら影山くんは続けた。

「どっちもすりゃいいじゃねえか」

「…えっ、いいの?」

「なにがだめなんだ?」

「えっ」

「…?」

しつこく思われると思っていた私は、予想外の言葉に驚き、喜んだ。

「じ、じゃあどっちもするね!」

「…おう」

「そういえば影山くん、部活の時間…」

時計を見ると、もうすぐで部活が始まる時間になっていた。

「うお、ヤベェ!!日向に負ける!!!」

影山くんは珍しく大きな声を出して走り出した。

「が、がんばってね!ばいばい!」

「おう!」

日向って誰だ??と思いつつも、珍しく大きな声を出したり、楽しそうな顔をしたりする影山くんを見て、なんだか虹を見かけたような気持ちになった。
/ 190ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp