第13章 学校
GW明けの学校は、本当に最悪だった。
いきなり小テストをやると言い出す教科もあれば、教卓の前の席のため先生にひたすら当てられたり、先生に授業用具を移動するのを手伝わされたり……
なによりも影山くんが見れないのだ。
休み時間も手伝いをさせられ、影山くんを見る時間がほとんど無に等しかった。
放課後になり、私はどんよりしながら教室を出ようとした。すると
「おい」
声のする方を向くと、影山くんが立っていた。
「へっ?!ど、どうしたの、」
今日はもう帰っていたと思っていた影山くんの突然の登場に、目を丸くして答えた。
「これ、」
「えっ?」
ガサガサと影山くんが取り出したのは、可愛い紙袋だった。
え?プレゼント?あれ?もうクリスマス??
「タオル。この前助かった」
差し出された可愛い紙袋には、丁寧にタオルがしまわれていた。
「あ、ああ!タオルか!
いいえー!お役に立ててよかったよ!」
た、タオルねぇ〜〜〜!ほぇ〜〜〜〜!
一瞬プレゼントかと思った私は心臓を走らせながらも平然を装って答えた。
「…」
用が済んだはずの影山くんが、こちらを見て考え込んでいた。
「…どうしたの?」
私がそう尋ねると、影山くんは目を逸らし、
「いや、なんでもねェ」
と、口を尖らせ答えた。