第12章 先輩
______________________________
が走り去った後。
「岩ちゃんっ!そろそろ離してよ〜〜っ!!」
首を絞められている及川はジタバタと暴れながら言った。
「あぁ、忘れてた」
「岩泉ナイス」
「ナイス〜〜」
「マッキー、まっつん、ナイスってなにさ〜〜〜」
そして、後ろでずっと見ていた部員達は口を揃えて言った。
『『…今の子、可愛かったなぁ』』
「ちょっとちょっと?!及川さんが先に見つけたんだからね?!
…って、金田一まで、顔!赤いよ!!?!」
「どこの学校だったんですか?」
「国見ちゃんまで…
……烏野だってさ」
烏野。そう聞いた瞬間、全員ピクリと反応した。
「それじゃあ、こんな暗い道1人で帰らせるなんて危ないことさせたくないから、俺追いかけてくるね〜っ!」
漸く岩泉から解放された及川は、ここぞとばかりにが走っていた方へ追いかけて行った。
そんな及川を見ながらマッキーと岩泉とまっつんは話していた。
「あれはただ話したいだけだな」
「あのクソ川…!!」
「今の子可愛かったもんな」
「それにしても及川から追いかけるなんて珍しいな」
「あぁ、たしかに」
「いつも追いかけられる側だもんな」
「「「……」」」
「「「「フラれちまえ。」」」」
全会一致の答えであった。
______________________________