第12章 先輩
次の日の朝。
いつも通りおはようメールを影山くんに送り、影山くんからのおはようにニヤけそうになりながらも、[練習試合頑張ってね!]と送信した。
久々に会う友達に浮かれて、少し入念に準備をした。
待ち合わせ場所で待っていると、少ししてから青城へ入学した友達が来た。
「おはよう!久しぶり!!!」
「おはようー!久しぶり!」
久しぶりといっても卒業式以来だが、久しぶりに友達の顔を見れて嬉しかった。
軽くランチをしてから、練習試合が行われる青葉城西高校へ向かった。
道中では、お互いの恋愛事情や高校の友人などの話に花を咲かせ、あっという間に青葉城西高校に着いた。
体育館のアリーナへ登ると、既にたくさんの人が応援の準備をしていた。人の多さに目を大きくして周りを見渡すと、なんとほとんどが女の子だったのだ。
それでも今日1番驚いたのが、
「彼氏いるんだ?!」
道中に聞いた話だが、友人には彼氏がいるということに1番驚いていた。
「そうなの〜!」
だから今日見る先輩は騒ぐのが楽しいだけ!と、いひひと笑いながら言っていた。
「彼氏さんは嫌がらないの?」
心配になってそう聞くと、
「恋愛感情とかなくて、騒ぐのが楽しいだけなら別にいいって言われてるんだ〜」
「そうなんだ!優しいんだね!」
「そうなのぉ〜!
私の気持ちとか大切にしてくれてて、ほんとに優しくて〜……」
友人の惚気話が長引きそうになった時。
『『『きゃー!!!及川先輩〜!!!』』』
隣にいた女の子達の黄色い歓声が上がったのだった。