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一目惚れ【影山飛雄】

第2章 トモダチ


バスの中では、私達は所謂「女子トーク」に花を咲かせていた。


「ちゃんさ、高校生になったら特に何がしたいっ?」

「うーん、恋したい!かなっ!」

「恋!いいですなぁ〜!
私、一目惚れとかしてみたいなぁー!!」

「うわぁ!素敵ー!!
でも一目惚れって本当にあるのかなぁ…?」

「どうなんだろ…、ちゃんはしたことある?一目惚れ」

「うーん。憧れてはいるんだけどしたことはないなぁ…」

私は今までに数人付き合ったことがある。けれど、全員中身を知っていくうちに好きになった。少女漫画が大好きな私からすれば確かに一目惚れは憧れのシチュエーションではある。

しかし、一目見ただけで好きになるだなんて、正直理解が出来なかった。

「そうなのかー、じゃあさ、ちゃんの理想の恋はっ?」

「え?!うーん、

仲良くなって、たくさん一緒に遊んで、一緒に帰ったりして、、

少しずつ、恋してるって気付いていくような、

『友達の延長』

みたいな恋、かな!」

「それもいいねー!!」



私達の興奮がピークに達する頃、
バスは烏野高校の最寄り駅に到着した。
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