第2章 トモダチ
数分にも渡った小心者対決、沈黙を破ったのは私だった。
「あ、あの、私新1年のといいます、
よかったらお名前お聞きしてもいいですか、!」
「や、谷地仁花です!!新1年だから、お、同じでごわす!!」
「ごわす、、??」
咄嗟にでた仁花ちゃんの「ごわす」に私達は笑い合い、緊張は晴れ、私達の気持ちと声色は春の空気と同じくらい明るくなった。
二人の出会いは、登校・通勤時のブルーな空間を空色に変えたのだった。
そして一部始終を見ていた全ての同乗客の心を
(かわいいなぁ〜〜)
ホッコリ。
クリーム色にも変えた。