第10章 女子トーク
こ、こんなの、こんなの…!」
「?」
「飲むしかないじゃないかあ!!!!」
「!?!?」
そう突然叫んだ仁花は、リビングへと走っていった。
私達はまだ未成年だ。お酒を飲める歳ではない。
最近は未成年でも飲んでいる人は確かにいるが、仁花は未成年のうちに飲み明かすタイプではないはずだ。
唖然として仁花を待っていると、仁花はすごい勢いで部屋に戻ってきた。
「!!飲むぞ!!!」
そう言って、手に持ってるのはオレンジジュースだった。
ま、紛らわしいな。
なんて思いながら私は仁花からコップを受け取り、コップに注がれたオレンジジュースを一気飲みした。
「お姉さんいい飲みっぷりィ!」
「あざーーす!!
おネイサンもドウゾっ!!!!」
「ういーっス!!!」
チョロい私はこんな空気に簡単に流されてしまったのだ。
こんなかんやで、私と仁花のヤケ酒ならぬヤケジュースは始まったのだった。