第10章 女子トーク
「さて、そろそろお泊まりの醍醐味と行きましょうかぁさん…」
「お、おすっ!」
仁花はぬいぐるみを抱きしめながら私を見てニヤニヤしていた。
私もクッションを抱きしめながら答えた。
「じゃあまず昨日、彼と何があったのか全て聞かせていただこう」
お、おす…と答えた私は、昨日あった出来事を全て話した。
席替えをする前に影山くんと話したこと、席が前後になりそうだったこと、じゃんけんに負けて離れてしまったこと。放課後、2人きりの教室で話せたこと、タオルを貸したこと。そして、連絡先を渡せたこと。
ニヤニヤしたり悲しんだり、一つ一つの出来事にオーバーなリアクションをしながらも全てを聞き終えた仁花は、私にこう言った。
「それで、連絡は来たのー?」
ううっ、やっぱりそこ気になるよね……
少し悲しい声で私は答えた。
「それがなんも来てなくて…。」
「えっ!相手も欲しいって言ってたのにっ?!」
「うん…」
な、なんで…と言いながら仁花は頭を抱えていた。
私も、ほんとだよ…と言いながら頭を抱えた。