第9章 GW
仁花の提案に賛成した私は、軽くスキップしながら帰路に着いた。
残りのドーナツやお菓子は明日に持ち越すことになったが、楽しみが増えたということで良いだろう。
よく考えれば仁花と、お泊まりも初めてだが休日に遊ぶことも初めてだ。
何を着ていこうかな、なんて考えながらバスに揺られ、あっという間に自宅に着いた。
玄関を開けると、夕飯のいい匂いが私を迎えた。
どうやら今日の夕飯はポークカレーのようだ。
母が作るポークカレーは特別美味しい。
夕飯を食べお風呂も済ませ、ベッドの中で今日の出来事を振り返っていた。
席替えしたり影山くんと話せたり、仁花の家に行ったり…
濃い1日だったなぁ。
クールな雰囲気が出ているが、実際のところ影山くんは天然なんだろうな。今日初めてしっかり話して知った。連絡先あげれてよかったな。
…ん?連絡先??
「メ、メール!!!!」
一日が充実しすぎて、こんな重大なことを忘れていた。
影山くんから連絡が来ているかもしれない。
そんな期待をして携帯を見た。
[新着メール 0件]
影山くんからの連絡はなかった。
きっと今頃影山くんは、私の事なんて考えていないんだな。
というか、本当は連絡先いらなかったんじゃ…。
ネガティブがネガティブを生み、先程までの気分と打って変わって、とても悲しい気持ちで眠りについた。