第9章 GW
お泊まり会をすることが決まった私達は、日程を決めるために2人のGWの予定を照らし合わせた。すると、知りたくなかったことがわかったのだ。
「「2人揃って最終日以外暇だ……」」
自分達の友達の少なさを痛感したのだった。
「最終日仁花は何するの??」
「クラスの友達と遊びに行くんだ〜!」
うううぉい!!!クラス内に友達いるんじゃんか!!!!!
勝手に仲間意識を感じていた私は、クラス内に固定の友達がいないのは自分だけだったという現実に酷く落ち込んだ。
「い、いいね…クラス内のトモダチ……」
「あ、い、いや!私もそのグループの子しか話せてないよ!!私も友達少ないよ!!全然話せる人いないの!だから、友達、少ない…よ…」
自分で言ってて悲しくなってきた、と呟いた仁花は、私と共に酷く落ち込み始めた。
この暗い空気を変えようと(元は私が原因なのだが)私は口を開いた。
「そ、そういえば、仁花はクラスの子とGW1回しか遊ばないで平気なの?」
すると仁花は口を尖らせながら言った。
「みんな他の日は部活とかあって予定合わなかったんだ〜」
「そっかー、部活とかかー、」
「そーそー」
「みんな大変なんだねぇ」
「そうだねぇ」
部活といえば、影山くんは今頃終わった頃かなぁ〜、タオル大丈夫だったのかなぁ〜
……………ん?
「……あ!!!影山くんの話してない!!」
「あーーーーー!!!!」
仁花の家に着くなりお母さんと話してしまい、お泊まり会の計画も立て始め、すっかり忘れてしまっていた。
「今から聞きたいところだけど、もうそろそろ帰る時間だよね…」
「うん、そろそろかなぁ」
時刻はもう19時。日は沈み、辺りは既に夜になっていた。
今日は元々遅くなる予定ではなかったので、きっと自宅では夕飯が用意されているだろう。
母の愛情を無下にするわけにもいかないので、そろそろ仁花の家を出なければならないのだ。
「じゃあさ、明日からGW最終日まで泊まれる日は泊まりにおいでよ!それでゆっくり話そうよっ」
「大賛成!!」