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一目惚れ【影山飛雄】

第7章 席替え


教室に入ると、何かの箱が教壇に置いてあった。
席替えのためのくじが入っているのだろう。
それを見ただけで私は憂鬱な気持ちになった。
しかし、連絡先を聞くという目標を達成するためにはこんなことでへこたれている場合ではない。

そう自分に言い聞かせて自席に座っていると、影山くんが教室へ入ってくるのが見えた。

影山くんが席に座るのを見計らい、今日も私は挨拶をした。

「影山くん、おはよう!」

「おう」

いつも通りの挨拶を交わしたあと、
連絡先いつ聞こう、席替えも嫌だなぁ、
なんて思いながら少しため息をついた。


「さん、体調悪いんですか」

「えっ?」

「?」

「げ、げんきだよ!」

「そうか」


!?!?!?!?

こんなことあってもいいのだろうか。
影山くんに心配されるなんて。
席替えなんてもうなんでもいい。
どんな席でも受け入れてやる。そう思った。
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