第7章 席替え
桜の木はだんだんと緑色になっていき、
影山くんとの『おはよう』も当たり前になり始めた頃。
4月の終わり。
高校生活に慣れてきた私は、いつも通り仁花とバスに揺られていた。
なんだかいつもより、仁花がウキウキしていた。
「明後日からGWだねっ!!」
そうだ、GWが近付いているんだ。
大好き『だった』連休だ。
「あーー、、そうだね!」
「あれ、なんかはあんまり楽しみじゃない??」
「うーん、前までは連休楽しみだったけど、、その〜、、」
歯切れの悪い返答を聞き、仁花はニヤリとした。
「ははーん。お休みの間、彼を見れないのが嫌なんでしょっ!」
ギクリ。図星である。
「図星ですなぁ〜??」
「う、うん、、」
はち切れそうなくらい顔を赤くしている私を見て、
いつもニコニコしている仁花が、珍しくニヤニヤしていた。
「恋してますな〜〜!」
「う、うるさいっ!」
恥ずかしがる私を見て散々楽しんだ仁花。
「連絡どれくらいとってるのー??」
「連絡?とってないよ、連絡先も持ってないもん」
「え」
「?」
「ええええええ!?!?」
「えっ?」
何故か、目をこれでもかというほど開いて驚きの声を発していた。