第6章 オハヨウ
次の日。
バスで仁花と合流した私は学校へと向かっていた。
「昨日決めたこと、実行できるように頑張るんだよ!!」
「うん!頑張る!!」
そう、実は昨日仁花と話して、ある目標ができたのだ。それは、
「「【1日1回は声をかける】!!」」
気合を入れるべきなのは私だというのに、
仁花も自分の事のように燃え上がっていた。
登校するだけでこんなに気合を入れることができるのも、
なんでもない1日も頑張ろうと思えるのも、
恋する女の子の特権だろう。
教室に入る前、いつもとは違って仁花と私はトイレで鏡を1度確認した。
「寝癖良し!前髪良し!リップ良し!!!!」
「リピートアフターミー、おはよう!」
「おはよう!!!!」
「うん!完璧だよ!いざ、出陣だ!!!!」
「おおおおおお!!!」
私は自分で自分の頬を両手で叩き、仁花と別れ教室へ入っていった。
…まぁほんの少しだけ、
気合を入れすぎている気もするが、これもご愛嬌。