第24章 伝える
次の日の朝。
「こんな感じをイメージしてるんだけど…」と言って仁花が見せてくれたのは、ポスターのラフだった。
通学バスでの二人の会話は、「良いと思う!」「これとこれならこっちの方が〜」「これはこのやり方の方が…」「商店街以外にもお願いしようと思ってて…」なんて、業務的な話が続いたのだった。
昼休み、私達は武田先生にポスターのラフと、どこに掲示するのかどこにお金を振り込むのか、など改めて相談をした。
1度全国に行った烏野高校。
もう一度あの舞台に立つことができるのならば、
街全体が大きく盛り上がるのではないか。
街の人のため。
烏野高校のため。
バレー部の皆さんのため。
そして、私達のために。
デザインが得意な仁花はポスターの作成を。
私はそのポスターを貼る場所の確保と振込先の作成。
各々、自分の出来ることを進めた。
そして月曜日、ついに仁花はポスターを完成させたのだった。