第24章 伝える
____________その頃青葉城西では
「……ふんっ」
((な、なんか機嫌悪くね…?))
上機嫌で体育館から出て行った先程とは打って変わって、
かなり不機嫌な様子の及川徹に金田一をはじめとした青葉城西の後輩たちはビクビクと怯えていた。
そんな及川に全く動じず話しかけられるのは、青葉城西の3年生だ。
「おいクソ及川、バカみたいに調子こいてたんじゃねぇのかよ」
「フラれたか」
「フラれたな」
「勝手に決めつけるのやめてくれる!?!?」
酷い!!と、半泣きでそういう及川に対して、幼馴染である岩泉は言う。
「で、どうしたんだよ」
その言葉に及川は不貞腐れたように口を開いた。
「ちゃん、烏野のマネージャーやるんだってさ」
"烏野"という言葉に部員はピクっと身体を揺らす。
「マネージャーなんてやらせないんじゃなかったのかよ」
以前及川が言っていた言葉を思い出した岩泉に対して、及川は答える。
「最初はそう思ってたんだけどね〜」
ヤレヤレ、と手を上げて及川は続けた。
「ま、これを機に及川さんがどんなにすごい人なのか、
烏野を…、飛雄をボッコボコにして見せつけてやるんだよ」
わざわざ呼ばなくても大会で会えるわけだし、と黒い笑顔を浮かべて及川は言う。
そんな及川に部員は(この人が敵じゃなくてよかった…)なんて思わずにはいられなかった。
岩泉、花巻、松川は「そうかいそうかい、」なんて言って話を流すのだった。
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