第22章 気持ち
教室に入ると、クラスメイトに「おはよ!」と挨拶をする。
クラスメイトからも「おはよっ!」と返ってきて、私はそのまま席に座る。
そこから少し経ち、朝練後の人達も続々と教室に入ってくる。
いつもより少し早い時間に、前の扉から影山くんが入ってきた。
「あ、影山くん!おはよう!」
「おう」
今日はいつもより早いんだな、なんて思いながら影山くんの後ろ姿を眺める。
教室では、色々なところから朝の挨拶が飛び交っている。
『おっ!オッスー!』
『おー』
『おはよー』
『おはよ〜』
『さんも、お、おはよ!』
クラスメイトの男の子から
突然自分に向けられた言葉に驚きながらも、私は返事をした。
「え!あ、お、おはよっ!」
『え!俺も俺も!さんおはよ!!』
「お、おはよう!」
ワラワラと集まるクラスメイト。
まさかこんなにも色々な人から挨拶されると思っていなかった。
先日の【さん困ってんだろ事件】以来、クラスメイトが少しずつ話しかけてくれるようになっている。
影山くん様々だなぁ……。なんて
ホロりと感動していると、影山くんが私の席の前に立った。
小難しい顔をして影山くんは言う。
「さん、あたま大丈夫か。」
『『「…へ??」』』