第22章 気持ち
次の日。
学校へ向かうバスの中では、仁花が嬉しそうに私を見ている。
「な、なに?なんかついてるっ?」
「んーふふふ、そうじゃなくってぇ〜、
昨日の帰り、どうだった?」
「帰り……?」
「影山くんと帰ったでしょ!」
嬉しそうに言う仁花。
「昨日実はあの後月島くんが来てくれてね、」
「えっそうなの?」
「うん!氷嚢届けてくれたんだ〜」
「そうだったのか…!」
「影山くんと2人で帰れなかったけど、月島くんの優しさに心が温まりましたっ」
そう言ってニカッと笑うと、仁花も「よかったね!」と笑顔を見せて言った。
「でも、影山くんと2人で帰れなかったのか〜」
「う、うんまぁ…。
でもさ、影山くんと2人で帰るなんて私の心臓がもたないよ!」
だからいいの!なんて言うと、仁花は小心者……なんて苦笑いした。