第22章 気持ち
「つつつつつきしまくん!?」
月島くんは、ぶつけたところを触っているだけなのだろうが、私からしたらなんだか頭を撫でられているような、そんな気持ち……
「イ"ッ」
「ハハハ、元気そうだね〜」
なんと彼、突然このできたてホヤホヤのタンコブを押してきたのだ。
「おい月島!やめろ!!」
「ば、バカにしてないで練習に戻りなよ!!」
日向くんと一緒に怒ると月島くんは満足気に練習へ戻って行った。
私の無事を確認し、練習が再開してから清水さんは
「ごめんね、守ってあげられなかった」
と申し訳なさそうにタンコブを撫でた。
「は、ハひ!!だ、ダイジョウブでス!!!!」
美女に頭を撫でられ、私の脳内はショート寸前だった。
「、月島くんの時より照れてる……」
照れている私の姿を見て、仁花はボソリとそう呟いた。
______________________________
「「「「ッしたーーー!!!!」」」」
そんなこんなで今日の部活は終わり。
私と仁花は更衣室で着替えを済ませに来ていた。
「すごい迫力だったーー」
「すごいよね!」
緊張も解け、2人は今日の感想を各々言っている。
「バレーってあんなにすごい音が鳴るんだね!私知らなかったよ」
「昨日清水さんが、烏野の攻撃は県内でもトップクラスって言ってたよ!」
「ヒッ…そんなの当たったら腕もげちゃうよ…」
そう言う仁花と一緒に青ざめていると、仁花は思い出した顔をして言った。
「そういえば、ボール当たったところ大丈夫?」
「んん…、タンコブできてるや」
「月島くんにいじられてたね」
「なんか昨日から月島くんに意地悪されてる気がする」
「意地悪っていうか、なんて言うか…」
「嫌われてるのかなぁ」
「…いやー、アレは愛だね。」
「どういうことっ」
仁花の二ヘリと笑った顔を見て私もドッと笑う。
そんな事しているうちに私達は着替え終わり、体育館へ戻る。
清水さんに挨拶をしようとすると、今日もまた「送るからちょっとまってて」と言って着替えに行ってしまった。