第21章 マネージャー
「み、皆…!」
「行こっ!!」
そう言って手を引っ張られる。
チャラ男さんから離れたとき、クラスメイトはこちらを振り返って言った。
「影山くんがいないときはあたし達が守るからねっ!」
クラスメイトはニッと笑った。
「ううううう、ありがとう、、」
クラスメイトの優しさに感動して目に涙を溜めた私を見てクラスメイトは笑っている。
「…で、と影山くんは付き合ってるの?」
突然出たその言葉に「うぇ!?」と声にならない声で返事をする。
「どうなのよ実際のところ!」
そんなこといってニヤニヤするクラスメイトに対して私は顔を赤らめながら否定をした。
「ほ、本当に付き合ってないよ!」
「でも最近クラス内でも噂になってるよ!
『さんが凶暴な番犬飼ってる』って!」
「ば、番犬……?」
「が変な人に絡まれてたらいつもガルル…って出てくるでしょ!影山くん!」
クラスメイトは手をグーにして、ガルルと怒った犬のポーズをしながら言う。
番犬って、影山くんのことだったのか……。
「な、なんだそれ」
影山くんが私の番犬だなんて烏滸がましい。
…と言うより番犬になってる影山くん、想像するだけで笑ってしまう。
「でもそれくらいと影山くんって特別仲良いよね」
「影山くんも私も異性の友達が少ないから特別仲良く見えるだけだよ!」
「ん…まあたしかに…」
「影山くんもも元々友達多い方じゃないもんね」
「そうだよ!
私なんかとそんなデマが流れたら影山くんに申し訳ないよ…」
「なーに言ってんだ!」
「こんなに可愛いのに!!」
「このこのこの〜!!!」
クラスメイトはわしゃわしゃーっと私の頭を撫でる。
私と影山くんの関係を怪しみながらも私のネガティブ発言は止めてくれる。
みんなとってもいい人達だ。
私、クラスにお友達ができました。