第20章 これから
次の日の昼休み。
今朝は昨日の出来事を思い出してしまい、
ぎこちない挨拶から一日が始まった。
それでも授業中は影山くんの背中を拝んだため、私は美味しくお昼ご飯を食べることができていた。
お弁当に入っているミートボールを口に入れた時。
「、影山くんと何かあった?」
ゴクリ。
その言葉にギクリとした私は噎せてしまった。
「ゲホゲホッ、ななな、な、なんで!?」
「だって、昨日の放課後から過去最高に上機嫌だよ」
「え!?!?」
驚く私を見て自覚なかったの?と笑う仁花は、口元に手を当てニヤニヤしながら言った。
「こんなにわかりやすくの表情が変わってる時はだいたい影山くんだからね~っ!」
「ううう、恥ずかしい、、」
浮かれすぎて話すことを忘れていた私は仁花に昨日あった出来事を話した。
それを聞いた仁花は、頬を両手で手で抑えて「ひゃあー!」と高揚していた。
「影山くん、かっこいいね!」
「でしょでしょ!かっこよすぎてずっと心臓がうるさかったよーー」
思い出すだけでまた心臓が走り出しそうになる。
「で、でもさ、影山くんのファン増えちゃったり…しない?」
「それがさ、全然そうは見えないんだよね」
「そ、そうなの??」
「うん…、なんか暖かい目って言うか、なんというか…。」
「暖かい目…??」
「うん…」
そう。
昨日の一連の流れで、影山くんのファンが増えたり取り巻きができたり…なんてこと考えたが、今朝からクラスの女子は遠くから暖かい目で影山くんを見ている。
みんな「ふふふ、幸せになりなさいよ。」なんて声が聞こえそうな目をしているのだ。
「そ、そうなんだ。それならよかった!」
そういうとご飯は食べ終わり、仁花は今日も委員会の仕事があるからと早めに解散した。