第20章 これから
日は昇って次の日の朝。
私はいつも通り仁花と登校していた。
「ふっふーん、ふふふーんっ」
「なんだか今日のは上機嫌ですな??」
「えー?いつも通りだよーっ!」
ふふふーんと鼻歌を歌いながら私は仁花の隣を歩いていた。
「さては何かいい事ありましたなぁー!?」
「えへへー、まあねーっ!」
「なになにー!」
ふっふっふ!と影山くんとの通話履歴を見せびらかそうと私は携帯電話を開いた。
数分にしか満たない通話時間だが、初めて影山くんとした通話だ。
この履歴を見るだけで自然と口角が上がる。
「…な、なにニヨニヨして、、」
「えっ」
そんな、ニヨニヨだなんて。
ショックに思ったがそんなのも気にならない。
私は満面の笑みで仁花に報告をした。
「実は、影山くんと昨日通話したんだっ!」
それを聞いた仁花は、目を輝かせて話に食いついた。
私は昨日の朝の話から放課後と夜、全て話した。
「えーーーーっ!!!!すごい!すごいよ!!!!」
「えへへ、でしょおー!」
相変わらず仁花は自分の事のように喜んでくれる。
2人で会話に花を咲かせながら、私たちは校舎へと向かった。
もちろん、通話後に鼻血を出したことは伏せた。