• テキストサイズ

一目惚れ【影山飛雄】

第4章 名前


その後、私は仁花ちゃんと別れ、
自分の教室へと入っていった。


私は教室の中からある人を探していた。

名前を聞けなかった黒髪の彼だ。


(今日こそ聞くんだ、絶対、!)


私はまず、彼の名前が知りたかった。

しかし教室には、まだ彼の姿はなかった。

まだ来てないのかな、と、少しガッカリしながらも、
彼が来ることを考えてドキドキして待った。

金が鳴る少し前、彼は教室へ入ってきた。

昨日と同様に隣の席に座った彼は、少し機嫌が悪そうに感じた。
また、キラキラと少し汗をかいているのがわかった。

走ってきたのかな?と疑問に思いつつ、数少ない勇気を振り絞って、私は隣の席の彼に声をかけた。


「お、おはよ!」

「ぉ、おす」

彼は少し戸惑いながらも挨拶を返してくれた。


その時、眉間によっていたシワは綺麗になくなったように感じた。


「あ、あの、、その、えと、」


「………???」

頑張れ、頑張れ私!!



「な、名前、おぉお教えてくだしゃい!!!」





彼との初めての会話。




私は、盛大に噛んだのだった。
/ 190ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp